VISIT DIARY
ごはんの時間に居合わせた日
夕方に入ったら、ちょうど食事の時間だった。散らばっていた猫が一列に並ぶところに居合わせた。
夕方に入った。席に着いた時点では猫はばらばらで、棚の上や部屋の隅にいた。人のほうを見ない猫が多く、静かだった。
しばらくすると店の方が器を並べはじめて、空気が変わった。それまで動かなかった猫が一斉に降りてきて、器の前に並ぶ。十数匹が横一列になる光景は、入った時間では見られなかったものだった。
食事のあいだは猫が人を気にしない。近くに座っていても逃げないし、寄ってもこない。触れ合うより眺めるほうが向いている時間だった。
終わると散っていき、また静かになった。棚の上に戻る猫、床で丸くなる猫。高い場所は猫の場所で、人は下から眺めることになる。
席と猫の導線が分かれていないので、座っているとそのうち向こうから来る。自分から追いかけなくてよかった。
静かに過ごしたいなら食事の時間は外したほうがいい。逆に、たくさんの猫を一度に見たい日は狙い目になる。










